玉正が創立されて、今年で40年近くが経とうとしています。そして、私が社長に就任して、早、20年になろうとしています、玉正も新たな展開へと向けて、順調に歩みを進めています。それは玉正がこの先、世界各地から食材を調達する「食の商社」をめざして、更なる成長を遂げるのに必要な、いくつかのビジョンを明確にしたということでもあります。
玉正が食材を提供しているお客様は、現時点ではホテルや冠婚葬祭場・ゴルフ場といった企業がほとんどです。しかしこれからは、一般家庭でも玉正の味を楽しんでいただくことを目標に、新しい展開を考えていきます。家族揃っての外食を提供する和食レストラン「SOBA HOUSE大自然」と自社工場で作る「安心・安全」な食品の提供は私達、食にたずさわる者として当然として考え実行して行かなくてはなりません。これから玉正に入社してくる人たちには、その中心になっていってほしいと考えています。そのためには、人材育成を第一と考えています。
現在、私が考えているいくつかの事業展開は、どれもこれまで玉正が培ってきたノウハウを活かしながら、時代に適合できるものであると考えています。しかしそのためには、人材がまだまだ不足。十分に実現可能な計画ですが、形にするための人材がいなければ、それはあくまでも計画に過ぎません。ですから、人材の採用と育成には、思い切り力を入れたいと思います。
ここでお話した以外にも、「SOBA-HOUSE 大自然」の多店舗出店に伴うセントラルキッチンや食品加工部門の設立、外食・食品加工・物流部門の設立など、この先5年、10年を見据えた計画が玉正にはあります。社員一人ひとりが会社の将来に夢を持ち、それを私と語り合えるような組織づくりができれば、その実現はもっと早くなると、私は思っています。 |